たけむら通信 2020・12月号

こんにちは!竹村です!

冬の寒さを一段と感じるようになり、気付けば2020年も終わりが見えてきましたね。今年も本当に色々なことがありましたが、やはり新型コロナウイルスの猛威が世界中を混乱させた1年といえるでしょう。今まで当たり前だと思っていたことが次々とできなくなったり、コロナ禍で生活が一変してしまった人も少なくないと思います。そんな中で、人生において大切なものは何かを改めて見つめなおしたり、健康であることに感謝すら覚える1年になったように思います。苦しい日々を過ごした後には、必ず希望があふれた日々が待っていると信じて、この苦難を乗り越えていきましょう。2021年は、今年できなかったことがたくさんできる年になることを心から願います。皆さま、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。今年も1年、本当にありがとうございました!

保温効果ダウン…毛布をかける正しい順番

夜は一段と冷え込むので、寝る時には毛布と羽毛布団を重ねて使用している人も多いでしょう。そこで間違いやすいのが、毛布をかける順番です。羽毛布団が1番上にくるように毛布を先にかける人が多いですが、実は保温性を高めるためには、羽毛布団を直接体に触れるように先にかけて、その上に毛布を被せるのが正解です。羽毛布団と体の間に毛布が入ると、羽毛布団の保温性を高める効果が遮断されてしまいます。ただ、毛布は肌触りが良く、直接触れた方が気持ちが良いですよね。そこでおすすめなのが、毛布を体の下に敷く使い方です。敷布団の上に毛布を敷くことで、体から放出される熱を受け止めることで、保温効果がアップします。

寒い時にブルブル体が震えるのはなぜ?

寒い時に体がブルブル、ガクガクと震えることがありますが、この震えの正体って一体何でしょう?実はこのブルブルは、暑い時に汗をかいて体の外に熱を逃がす仕組みと同様に、体温を一定に保とうとする体のはたらきによるものです。体を震わせることで熱を生み出し、下がった体温を取り戻そうとする反応が、あのブルブルなのです。尿を出した時に体がブルっと震えるのも、尿とともに一時的に体内の熱が放出されることで起こります。また、このブルブル体が震える反応は、自分の意思とは関係なく、自律神経で調整されているため、暑い日に自然と汗をかいてしまうのと同じで、厳しい寒さの中で震えを止めることはなかなかできないものです。

「風邪にはネギが効く」は本当だった!

寒い時期に甘みを増して美味しくなる長ネギ。昔は関東では白ネギ(長ネギ)が、関西では緑色の青ネギ(葉ネギ)が好まれていましたが、現在ではその地域差は薄まってきているようです。

長ネギの注目成分は、ネギ独特の辛みのもとにもなっている「硫化アリル」です。硫化アリルには、非常に強い殺菌作用や鎮静効果があるため、免疫力アップなどに効果が期待できます。昔から風邪にはネギが効くといわれてきましたが、これは硫化アリルの効果によるものです。他にも硫化アリルには、ビタミンB1の吸収を助けたり、血行促進効果などが期待できます。また、この硫化アリルは、長ネギの白い部分に特に多く含まれていますが、長ネギの青い部分には、抗酸化力の高いベータカロテンが含まれています。

熱を加えることでさらに甘く、食べやすくなる長ネギを、風邪予防にも役立てていきましょう。

眠れない時には、スマホよりも難しい本を読もう

頑張って起きることはできても、頑張って眠ることはできないといわれています。実際に、眠らなければと思えば思うほど、かえって頭が冴えてしまうことがありますが、これは早く眠らなければと考えることで緊張感が高まり、交感神経が活性化して、ますます眠れなくなってしまうのです。布団に入りながら「眠る方法」を検索するなども、本末転倒です。まずは自分がリラックスできる環境を整え、体をオフモードに切り替えることが大切です。また、眠れない時には、テレビやスマホは逆効果になるので、難しい本を読むのがおすすめです。人は目の前の難しいことから逃れるために、眠ろうとする一面があるので、それを利用して難しい本を入眠に役立ててみましょう。

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竹村誠司

「足専門治療家」たけむら整骨院の代表
人間の土台である足が歪むと、全身が歪み、身体にさまざまな痛みや不調が現れます。足が整うと全身が整います。足や体の不調に悩まれている方が地元大阪だけではなく他府県からも多数来院。 足専門治療家として多分野にわたる講師としても活動中。Amazonランキング1位(整形外科学、リハビリテーション医学、臨床医学一般)の「足から滅びる」著者。