外反母趾の原因は体の歪み!グッズや注射で痛みは軽減できる?
ここ数年、50~60歳代の女性を中心に外反母趾で悩まれて来院される方が急増しております。
その多くの方が、痛みの原因がわからず不安を抱えています。
実は、外反母趾の原因は“歩き方“。そしてその根元にあるのが“体の歪み“なんです。
歪みの根元を知り継続的な治療を行いながら、体を正しい状態に戻して維持することが外反母趾の改善につながります。
体の違和感や痛みを放っておくほどに症状の改善にも時間がかかります。「体が少し痛いな・・・」少しでも違和感を感じたら早めに専門的な整骨院を受診することで、体の歪みの連鎖をストップできるのです。
目次
外反母趾の原因は『歩き方』

一般的には外反母趾の原因は「合わない靴」「遺伝」「急激な体重増加」などと言われています。
確かにそれらも外反母趾の症状を悪化させる一因ではありますが、根本的な原因は“歩き方”です。
厳密に言うと“歩くときの足の着き方“なんです。
足首や足の甲にある関節のゆがみや扁平足(※)により、歩行バランスが崩れて徐々に外反母趾になっていくのです。
※扁平足とは?:足の裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態。加齢や運動不足などが原因となり生じる。
外反母趾はグッズや注射では改善できない!
外反母趾でお悩みの方は、指の間に挟むグッズを活用したり、曲がった指を引っ張って伸ばしてみたり、「曲がった指をどうにかしよう」と試行錯誤される方がいます。
しかし残念ながら、曲がった足の指だけを何とかしても痛みが取れるわけではありません。
また、注射を打って一時的に痛みが改善したとしても、根本的な外反母趾の改善にはならないのです。
なぜなら、外反母趾には“体の歪み“が関係しているんです。
体の歪みは連鎖する。歪みの原因を知ることが大切。
右はひねりやすいのに左はひねりにくいなど、動きに左右差を感じたらそれは体が歪んでいる証拠です。
右肩が下がっている原因は、もしかしたら背骨が曲がっているのかもしれないし、背骨が曲がっている原因は土台の骨盤が歪んでいるのかもしれない・・・。
足元に歪みがあると、体全体が歪んできます。重力の中で生きている限り歪みは連鎖していくんです。
1つの歪みを補正するために体の別の部分に負担がかかり、歪みは連鎖していきます。
その歪みが原因となり、外反母趾になる人もいれば腰痛になる人もいる。その人の仕事内容や生活習慣なども関係し、症状の出方は人それぞれなんです。
なので曲がった指を治しただけでは、外反母趾の痛みは改善しないのです。
外反母趾を改善する一番の近道は“歪みの原因“を知ることです。
体に違和感を感じたら歪みのサイン
「なんだか歩き方がおかしいな」
「最近ココが疲れやすいな」
最初は自分の体に“違和感“を感じることがあると思います。
違和感は歪みのヒントです!
ただ人の脳は動作や違和感・痛みに慣れてしまうので、違和感を放置して体の歪みに気がつけない場合が多いんです。
体が慣れてしまって違和感を感じなくなっても、歪みが矯正されているわけではありません。歪みを放っておくと体はどんどん歪みの影響を受けていき、痛みが固定され治りにくくなります。ひどくなると日常生活に支障が出ることも・・・。
最初に違和感を感じた時点で、一度来院いただき歪みの原因を調べることが重要です。
違和感を感じたら来院ください。
当院では歪みの根源を探り、少しずつ歪みを治していきながら体に正しい状態を覚えさせて維持していきます。
治療の始めは悪い状態が強いので悪い方へ引っ張られるけれど、少しずつ正しい方向に誘導していくことで、ずれたとしても正しい方向に戻るような体作りをしていくことが大切です。

竹村誠司

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