シンスプリントとは?原因と症状、予防について足の専門家が解説
ジャンプ、ダッシュ、ストップを繰り返すスポーツをやってる人によく起こる症状「シンスプリント」。スネの骨の内側沿い、下1/3に痛みが出ます。
一時的に痛みがなくなっても治っているわけではないので、しっかりと根本改善をし、無理なくスポーツを楽しめるようになりましょう。
シンスプリントが改善すれば、足首などの関節可動域も改善してスポーツパフォーマンスも向上しますよ!
目次
シンスプリントとは?その症状は?

シンスプリントとは、別名「脛骨過労性骨膜炎」という名前の疾患です。
スポーツをやってる学生がよく起こる症状ですが、成人にも起こることもあります。
シンスプリント痛み
ふくらはぎ周りの筋肉によりスネの骨膜が繰り返し引っ張られて起こる症状で、スネの骨の内側沿い、下1/3に痛みが出ます。炎症が起こってるので熱を持って、ズキズキした痛みが出るのが特徴です。
痛みの出始めはアイシングや安静にすれば痛みは軽減しますが、動き出すとすぐ症状が発生します。これを繰り返しているうちにだんだんと痛みが強くなったり、症状が長引いていきます。
シンスプリントを放置したまま、無理して運動を続けるとふくらはぎ等の肉離れの原因になりやすいので、その痛み、放置しないでくださいね。
シンスプリントになる原因

シンスプリントは、クッション性の悪い扁平足(土踏まずが崩れている状態)の人に起こりやすい病気です。土踏まずが崩れていると、運動連鎖で体全体が歪んでいきます。その事により足以外にも腰痛や膝・股関節痛の原因にも繋がります。

もちろん外反母趾や足底筋膜炎、アキレス腱炎などの様々な足部疾患が併発しているケースも多くみられます。
薬で痛みをごまかしながら、運動を続けるのは絶対おすすめしません。知らず知らず症状は悪化していきますので、出来るだけ早く根本改善するような専門的な治療することをおすすめします。
シンスプリントの予防
今現在シンスプリントでなければ、多少身体に歪みがあったとしても足裏やふくらはぎ、ハムストリング、内転筋などのストレッチは予防効果があります。
しかし一番の予防は身体のバランスや動き方を調整することです。
テーピングなどの処置は必要?

よくご相談で「自宅でのテーピングの仕方」について質問をされることが多いのですが、テーピングに関しては、いろいろと貼り方はありますが応急処置にしかなりません。
やはり根本的に、足のアーチが潰れて、足の軸がズレたり、骨盤が歪んだままで、重心の移動など身体の使い方が悪ければ、いくらテーピングを続けても改善されません。
一時的な処置ではなく、根本的な改善をして、負担なく動ける体作りをしていきましょう。
治療について
体が歪んだ状態で電気治療やマッサージ、ストレッチ、筋トレをいくら行ってもシンスプリントは根本改善しません。ましてや湿布や痛み止め薬では治りません。
たけむら整骨院では足裏(立方骨)にいかに正しく荷重できるかを歪みと動きを変えて根本改善していきます。多少の痛みであれば、運動を続けながら治していくことも可能ですよ。
土台である足から体全体をきっちり整えていきましょう。
たけむら整骨院では3つのステップで、シンスプリントの痛みを計画的に根本から解消していきます。

骨格・筋膜の歪みから引き起こされている歩行バランスの崩れやその他の原因を突き止めるために、症状の経過などを詳しくヒヤリングしていきます。
その後、カウンセリング内容に合わせて、痛みの出方や身体の動きなどをきっちり検査していきます。
①足の軸ズレ
②骨盤の歪み
③足首〜足の甲の歪み
④立位、歩行時におけるバランスの取り方
⑤身体全体の歪みの連鎖
⑥姿勢と動きのくせ
⑦その他各種検査

検査結果を踏まえて、あなたに根本原因と施術計画をわかりやすく伝え、十分に理解いただきます。
こうして、“現状と未来”をあなたと共有することによって、安心して施術を受けて頂けると思います。
そして、その上で、筋膜リリース×骨盤矯正×運動調整を組み合わせて行う当院独自の「足専門整体」で痛みや症状を解消していきます。

施術後は痛みの出方と身体の動きを再検査して、施術前と比べてどのような変化があったかを、あなたと確認していきます。
そして、施術効果を最大化かつ長期化させるために、自宅での過ごし方や注意点、やっていただきたい体操などをお伝えします。
そうすることによって、早期改善を目指して一日でも早くあなたに痛みのない日常生活に戻っていただきます。

竹村誠司

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