たけむら通信 2019・10月号
こんにちは!院長の竹村です!
暑さも和らぎ、秋らしい日も日ごとに増えてきたように思います。1年で最も過ごしやすいと感じる人も多い秋ですが、なぜか秋って夏や冬に比べて、短い気がしてしまいますよね。ぼーっと過ごすのもたまには良いですが、気持ち良く外で過ごすことのできる秋を、ぜひ有意義に使っていきましょう。
また、今の時期は秋冬用の衣類を買い足す機会も増えますよね。衣替えのタイミングでもあるので、一度自分の持っている服を見直してみるのもおすすめです。最近では、断捨離やミニマリストなど、“物を持ちすぎないシンプルな暮らし方”が注目されています。無駄な物を持たないことで、自分の気に入ったものだけに囲まれて暮らせる、物を大切に長く使うようになる、自然と無駄買いを予防して節約につながるなど、様々なメリットがあるようです。物であふれる現代にこそ、必要な考え方なのかもしれませんね。
神無月の由来は?10月の参拝は無意味?
10月は旧暦で「神無月」です。この名の由来には諸説ありますが、神無月の「無」は「ない」ではなく「の」という意味があり、神無月で「神の月」という意味になる、というのが有力説のようです。6月の「水無月」も、「水の無い月」ではなく「水の月」とする説と同様です。10月には出雲大社に全国の神様が集まると言われていますが、他の地域に神様がいなくなることから神無月になった、という説は俗説のようです。また、10月は日本中の神様が出雲大社に集まるので、出雲大社以外の神社への参拝は無意味になる、というのもよく言われますが、これもきちんと留守番をする神様がいて、それぞれの土地を守っていると言われます。留守番をする神様で代表的なのが恵比寿様で、10月には恵比寿様に感謝する「えびす講」が日本各地で行われています。
ハロウィンは昔白いカブがシンボルだった
ここ数年、日本でも大きな盛り上がりを見せているハロウィン。ハロウィンといえば、なぜかかぼちゃのイメージがありますよね。実はこのかぼちゃ、もともとは白いカブが使われていました。ハロウィンの起源は、ヨーロッパのケルト民族の収穫祭だと言われています。その頃ケルト人は、この収穫祭にカブを使っていたのですが、後にヨーロッパからアメリカに伝わった際に、当時のアメリカではカブにあまり馴染みがなく、代わりにたくさん獲れていたかぼちゃが使われるようになりました。このアメリカ式のハロウィン=かぼちゃの認識が、キリスト教の広がりとともに世界に広がっていったのです。ハロウィンの起源や本当の意味を知ると、日本でもより楽しく、より健全に(?)、ハロウィンを楽しめるようになるかもしれませんね。
じゃがいもに含まれるビタミンCは加熱に強い!
日本で流通しているじゃがいもで代表的な品種といえば、「男爵」と「メークイン」です。丸くゴツゴツした形の男爵は、ホクホクとした食感でコロッケやポテトサラダに、楕円形でつるんとした見た目のメークインは、加熱するとしっとりとした食感で、煮崩れしにくく煮込み料理に向いています。それぞれの特徴を生かして上手に使い分けましょう。 じゃがいもには、カリウムやビタミンB1、ビタ ミンC、食物繊維などの栄養が豊富に含まれています。特にビタミンCは含有量も多く、さらにじゃがいもに含まれているビタミンCは、主成分であるデンプンに守られていることで加熱による損失が少なく、効率良く摂取することができます。じゃがいもの芽や緑色の皮の部分には、有毒物質であるソラニンが含まれていますので、注意が必要です。調理の際にはしっかりと取り除きましょう。
増え続ける秋の花粉症患者…秋花粉の特徴とは?
近年、患者数が増加傾向にあると言われているのが、秋の花粉症です。花粉症といえば春のイメージがありますが、花粉は1年を通して飛散して花粉症を引き起こしていて、現代では花粉症が“通年病”になりつつあると言われています。中でも、秋の花粉症は要注意です。秋に花粉の飛散シーズンを迎える植物にはキク科のブタクサやヨモギなどがあり、全体の15~20%ほどの人が、秋花粉シーズンに目や鼻の症状を訴えていると言われています。春に代表的なスギ花粉の場合、花粉の粒子が大きく鼻粘膜にとどまりやすいことで、鼻水やくしゃみが出やすくなります。一方で秋花粉のブタクサは、花粉の粒子が小さく、気管に入ってぜん息のような症状を起こすケースもあります。秋に起こる不調の原因は、秋花粉にあるかもしれません。
竹村誠司
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