外反母趾を放置すると起こる“慢性化する4つの疾患”
- 「たまに足の親指の付け根が痛いが、いつの間にか治まっている」
- 「足の親指が日に日に曲ってきているような気がする」
痛みが出る時はすごく痛くてつらいけど、
そんなにひどくなさそうだし、すぐに治まるからと
放置してしまう方が多いようです。
しかし、外反母趾を放っておくと
それが原因でさまざまな症状を二次的に引き起こしてしまいます。
そこで今回は、その中でも特に多くみられる4つの疾患をお伝えします。
目次
外反母趾を放置すると起こる“慢性化する4つの疾患”
①頭痛・肩こり
外反母趾になると重心バランスが崩れます。
それに伴い姿勢も崩れてきて、頚椎のゆがみや肩甲骨のズレを作ってしまいます。
頚椎がゆがむと、そこを通る血管や神経を圧迫して頭痛が起こります。
脈打つようにズキンズキンと痛んだり、頭が重くてグーっと締めつけられるように痛むのが特徴です。
肩甲骨がズレると、その周囲筋が緊張したり筋膜が引っ張ることによって肩こりが起こります。
肩から背中がガチガチに固まってしまい、さらに猫背へと症状が進んでいきます。
②変形性膝関節
そもそも外反母趾は、足裏アーチが崩れて偏平足になることに起因します。
そうなると足の甲やかかとの骨がずれて、その上にあるスネの骨にねじれが生じます。
この状態を放置すると、ひざの関節内にある軟骨が段々とすり減ってきます。
すり減り続けると、今度は軟骨の下層にある骨本体を変形させてしまうのです。
最終的には、ひざの曲げ伸ばしがほとんど出来なくなり、
人工関節手術を受けられる方が近年多くなってきています。
ひざは車のタイヤと同じで消耗品です。
少しでも痛みや違和感を感じたら早めの対応が将来のために必要です。
③巻き爪
外反母趾になると足の指先全体が密集する形になります。
その中でも親指は、指自体がねじれてくることが多くみられます。
立ち姿勢で親指が地面から浮いていたり、親指の側面が地面に接する状態になります。
このまま歩くと足の親指に異常な圧力がかかって、
段々と爪を変形させてしまって巻き爪を作ってしまうのです。
症状が進行して痛みが強くなると、それをかばうように歩くため歩行バランスが崩れ、
さらに外反母趾をひどくさせてしまういう悪循環になるので注意が必要です。
④自律神経失調症
外反母趾になると歩行時の正常なバランスが取れなくなります。
そうなると身体全体のバランスを頭で取るようになって、首に負担が集中し、
頚椎と頭蓋骨の境目にある自律神経を圧迫してしまうのです。
さらに外反母趾は足裏アーチ(土踏まず)が低下して、歩行時の緩衝作用が弱いので、
地面からの衝撃が自律神経を刺激し続けて症状を悪化させます。
自律神経失調症になると耳鳴りや偏頭痛、めまい、不眠、だるさ、動悸などの身体的な症状や
イライラや不安感、落ち込み、やる気が出ないなどの精神的な症状も現れます。
『足専門施術』で外反母趾を改善しませんか?
外反母趾に対して適切な施術を行うことで改善できる症状は他にもたくさんあります。
そのためには、根本的な原因がどこから来ているのかをきちんと解明することが重要です。
原因がわからずに当てずっぽの施術をしていては、治るものも治りません。
根本的な原因を解消することによって、
痛みや不調を気にすることなく日常生活を送ることが出来るでしょう。
外反母趾があってなかなか取れない症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
「足から歪みを根本改善 足専門施術」
たけむら整骨院
大阪市住之江区安立3-9-12

竹村誠司

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