体内からの冷えにも注意!(たけむら通信2024年8月号)
こんにちは!たけむらです!
今年の夏も暑さの厳しい日が続いています。この数年は夏になると熱中症の心配が絶えない日々が続いておりますが、体調を崩したり食欲をなくしたりしていないでしょうか。
暑い日は、どうしても冷たいものばかりを食べたり飲んだりしてしまいがちですが、身体の冷やしすぎは自律神経のバランスを崩す原因にもなります。飲み物は常温で飲むことを心がけたり、食事は温かいものを添えるなどして、体内からの冷えにも注意してみるのもいいと思います。
今年はインバウンドが盛んで、全国が外国人の訪問客でにぎわっています。8月は地域の花火大会が大きなイベントの一つですが、今年は外国人旅行客も多く、会場で見かけることも多いでしょう。そのため、会場は人混みで混雑するかもしれません。
夏は人が多く出かける季節ですが、イベントも多い季節です。どうぞ夏を楽しんで下さいね!
目次
「土用の丑の日」の「土用」はどんな意味?

一年の中で、「土用の丑の日」という言葉を時々耳にします。子どもの頃は、「土用」を「土曜」と誤解して『土曜日に牛肉を食べる日』なんて勘違いしていたものです。
この「土用の丑の日」の「土用」は、どんな意味があるのかご存じですか?実は、「土用」には「季節の節目」という意味があり、現代では春夏秋冬が到来する直前の約18日間の期間を指します。
この「土用」は、紀元前770年頃の古代中国がルーツです。中国で古来から伝わっている陰陽五行説では、「木火土金水」の要素からなる五行思想が伝えられています。
この思想では、「春=木」、「夏=火」、「秋=金」、「冬=水」と当てはめられていて、余った「土」が季節の節目に割り当てられています。この「土」が「土用」と言われている由来です。
また、「土」には「種を芽生えさせる準備期間」といった意味も含まれており、これも由来の一つです。土用にも、ちゃんとした意味があるのですね。
8月の食材レシピ

いんげんは疲労回復にも効果的なアスパラギン酸が!
独特の歯触りとほのかな甘みが美味しいいんげんは、もともとは中央アメリカからメキシコが原産地の野菜です。
いんげんが日本に伝わったのは江戸時代で、中国の隠元禅師によって伝えられたことから「いんげん」と名づけられたと言われています。
いんげんは、βカロテンやビタミンC、ビタミンEなど抗酸化作用の高い栄養素が豊富に含まれており、美肌作りや免疫力のアップにも効果が期待できます。また疲労回復にも効果的なアスパラギン酸が含まれているのも大きな特徴の一つです。
いんげんを選ぶ際は、鮮やかな緑色をしているもの・皮にハリがあるものを選ぶのがポイントです。購入後はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、3日から4日で使い切るのが新鮮な状態で摂取できるのでおススメです。
また、いんげんを冷凍保存する場合は、前もって茹でておくと良いでしょう。茹でた後に水分を切り、冷凍用の保存袋に入れて冷凍するのがおススメです。
スタミナ料理の食べすぎには要注意!

熱中症や夏バテの対策として、しっかりと食事をとり栄養を確保することが大事だということはテレビなどでもよく言われていますよね。また、夏バテのときに体力をつけるためにスタミナ料理を食べることもよくオススメされています。
しかし、スタミナ料理には味付けの濃いものや脂っこいものが多く見られます。このようなこってりしたスタミナ料理は、さっぱりした料理に比べて消化吸収が大変で、胃腸への負担が大きくなりがちです。
胃腸は、自律神経のコントロールに大きく関わっている臓器でもあるので、胃腸への負担が大きくなりすぎると、自律神経のバランスが崩れ、却って疲れやすくなります。
夏バテで食欲が落ちた時は、お茶やスープなど、身体を冷やすことなく胃腸での消化や吸収が良いものを選ぶのがオススメです。胃腸への負担を減らしながら、猛暑を乗り切りましょう!

竹村誠司

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