足の裏が痛い!|足裏に潜む4つの疾患と共通するたった1つの原因
- 「歩いているとだんだん足裏やかかとが痛くなってくる。」
- 「朝起きてベッドから立ちあがって、歩き出しに足裏やかかとが痛い。」
長時間歩いたり、立ちっぱなしの後の一歩目に足の裏が痛むことはないですか?
実は、足の裏にはたくさんの疾患が潜んでいます。
痛みを放置すると取り返しのつかないこともあるので注意しましょう。
そこで今回は、足裏に潜む4つの疾患とその原因をお伝えしますので、
足の裏に痛みがある方は読み進めてください。
目次
足裏に潜む4つの疾患
①外反母趾
外反母趾とは、足の親指が小指の方向にねじれて曲ってしまい、
最終的には親指の付け根の骨(関節)が変形してしまう疾患です。
症状が進行してくると、親指の付け根が痛くて歩けなくなるほどです。
痛みの出始めは、まだ骨の変形が進んでいない状態なので
この段階で施術を開始すれば比較的早く良くなるケースが多いです。
逆に放置してしまうと骨が変形してしまいます。
そうなると、立ち姿勢や歩行バランスが崩れて
足の痛みだけでなく、腰痛や肩こり、頭痛を引き起こして
それらが慢性化する原因になります。
外反母趾は見た目でも判りやすいので、
一度親指のねじれや曲がり具合をチェックしてみてください。
②足底筋膜炎
足底筋膜炎または足底腱膜炎とは足指の付け根からかかとまで、
足の裏に膜のように張っている軟部組織に炎症と微笑断裂が起こす疾患です。
足底筋膜の柔軟性が低下してくる40~50歳代以降にみられることが多いが、
若い世代でもランニングやジャンプ動作の多いスポーツで足裏への刺激の繰り返しにより発症します。
足底筋膜の炎症が長期間続いて筋緊張が継続すると、足底筋膜がかかとの骨(踵骨)に付着する部分に
牽引力が持続的にかかり骨の増殖異常を起こします。
これが踵骨棘で、踵骨に棘のような骨が出現し、さらに炎症と痛みが強くなります。
症状がひどい場合は手術となることもあるようです。
典型的な症状は立ちっぱなしや座りっぱなしからの
動き出しのはじめの一歩目にズキッとする痛みが走ります。
③モートン病
足の指の付け根の部分に痛みや痺れが出現する疾患で、
足のアーチ構造が崩れることが原因でおこる神経障害です。
多くは 第3趾と第4趾(中指、薬指)の間に起こります。
骨や関節の異常はみられないので、レントゲン検査では
「異常なし」と言われてしまうことがよく見られます。
とくに見た目に腫れたり赤くなったり変化が少ないため分かりづらく、放置してしまうことがあります。
症状を悪化させてしまうと神経が腫れてこぶのようになる「神経腫」ができ、難治性になってしまいます。
④魚の目・タコ
魚の目もタコも、足の皮膚が硬くなったものですが、
下図のように「芯の有無」によって見分けることができます。
魚の目にある硬い芯は、皮膚の奥深くに向かってめりこんで、
その先端が神経を刺激するので、軽く触れたり歩いたりするだけで激しい痛みが生じます。
タコは芯を持たずに膨らむもので靴と擦れやすい親指や小指、足裏に偏って体重のかかる部分などに多くみられます。
硬くなった箇所は黄色っぽい色をしている特徴があり、
よほど悪化してひび割れたりしなければ、ふつう痛みはありません。
“足裏が痛い”共通するたった1つの原因
外反母趾、足底筋膜炎、モートン病、魚の目・タコ
これら4つの疾患には共通するたった1つの原因があります。
それは・・・
「偏平足」です。
足には「土踏まず」を形成するアーチ構造があり、
内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチで成り立っています。
これら3つのアーチ構造は、地面に足が接地し荷重が加わった時に地面からの衝撃を吸収し、
足関節、膝関節、さらには股関節や腰などの関節への負担を軽減する重要なクッションの役割を
「土踏まず」は担っています。
この「土踏まず」が破綻することによって、
上記4つの疾患を引き起こしてしまうのです。
偏平足かどうかを見分ける方法は、
しっかりと足裏に荷重して判断する必要があります。
荷重せず座った状態で足裏をみて土踏まずがあると
決めつけてしまうのは間違っています。
間違った判断で“隠れ偏平足”を放置するのは危険です。
『 足専門施術』で根本から改善しませんか?
偏平足は適切な施術を行うことが出来れば改善します。
そのためには、根本的な原因がどこから来ているのかを
きちんと解明することが重要です。
原因がわからずに当てずっぽの施術をしていては、
治るものも治りません。
根本的な原因を解消することによって、
痛みやしびれを気にすることなく日常生活を送ることが出来るでしょう。
足裏に痛みがあってお困りの方は、お気軽にご相談ください。
「足から歪みを根本改善 足専門施術」
たけむら整骨院
大阪市住之江区安立3-9-12
竹村誠司
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